日々是いじくり★

朝、出社途中で青山の歩道に落ちてた木の実です。なんとなくコウペンちゃんの顔に似てる気がする。目と頬紅をつけたら‥‥。

栗‥‥というか栗饅頭に見える2色のまんまるな木の実ですね。黒くてツヤツヤの部分と、白というか茶褐色で薄汚い部分と半々です。ドングリじゃないし、クリじゃないし、ツバキじゃないし、なんだっけな？ トチノキの実でした。昔は食用にしてたそうですが、アク抜きが大変らしいので眺めるだけにします。

ドングリと違って木に成っている間は外側に殻があります。殻には最初から割れ目が入っていて、落ちて殻が割れて中身の種が転がり出るのですね。よく見るとあたりには殻ばかり落ちています。きっと栗鼠か何かが食べるために持って行ったのでしょう。青山に栗鼠がいるか知りませんが。

正確にはまんまるの白黒のは実ではなくて種です。実は殻の方。薄く柔らかい果肉もあります。近種であるセイヨウトチノキ（マロニエ）の実は表面にトゲトゲがあり、日本原産のトチノキの実にはトゲトゲは無い。

拾った奴には穴が開いていないので虫が入ってる可能性は低いでしょうが、1晩凍らせて殺しておきましょう。飾っておくと蜘蛛除けのおまじないになるそうです。きれいなものを選んで5つほど拾っておきました。